防炎
Fireproof
石油製品が持っている燃えやすいという性質を改良し、燃えにくくすることをいいます。当社独自の配合技術で自己消火性を付与しています。
消防法で義務づけられている防炎性能を持ち、その使用が求められる「防炎物品」と防炎認定委員会が認定している「防炎製品」とがあります。
防炎と難燃の違いは
防炎は、消防法を基準としています。消防法でデパートや劇場、展示会場など人が多く集まる場所では、防炎物品の使用が義務づけられています。また、防炎製品は、「防炎製品認定協会」が定めた防炎性能基準等に基づき日本防炎協会が認定した製品です。防炎製品は規制対象外ですが、消防署の行政指導などでその使用を要請されることがあります。
難燃材料は、建築基準法で定められた材料で、平成12年の建築基準法改正前後で、その意味は大きく異なっています。現在は、加熱開始時間後5分間で、
1.延焼しないこと
2.防火上有害な変形、溶融、亀裂その他損傷を生じないこと
3.避難上有害な煙又はガスを発生しないこと
を満たさなければなりません。
防炎について更に詳しく知りたい方は、(公財)日本防炎協会のホームページをご覧下さい。
防炎性能試験と評価基準
製品名 | テント類・シート類・幕類 | ||
---|---|---|---|
試験法 | 45°ミクロ(メッケル)バーナー法 | ||
試験体 | タテ35㎝×ヨコ25㎝ | ||
洗濯方法 | 温水浸漬 50±2℃×30分 | ||
資料調整 | 50℃±2℃恒温乾燥機器中24時間又は105℃±2℃×1時間放置後、シリカゲル入りデシケーター中2時間放置 | ||
燃焼方法 | 製品質量450g/m²以下 | 製品質量450g/m²を越えるもの | |
火源 | ミクロバーナー炎高さ(45㎜) | メッケルバーナー炎高さ(65㎜) | |
加熱時間 | 1分 | 2分 | |
着炎後3秒 | 着炎後6秒 | ||
略図 | |||
評価基準 | 残炎時間 | 3秒以下 | 5秒以下 |
残じん時間 | 5秒以下 | 20秒以下 | |
炭化面積 | 30cm²以下 | 40cm²以下 |